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2024
March
05

ジオテクノロジーズ 先端技術活用賞を受賞

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一般社団法人 日本データマネジメント・コンソーシアム(略称:JDMC 東京都江東区豊洲、会長:栗島聡)は、2024年データマネジメント賞の受賞企業を決定。データマネジメントにおいて、他の規範となる活動を実践している企業・機関などの中から優秀なものに対して授与している制度であり、今年で11回目を迎えます。

このたびジオテクノロジーズ株式会社は先端技術活用賞を受賞しましたのでお知らせいたします。この賞は先進的な理論や技術に対していち早く試み、ノウハウや成果を公開するなど、他の規範となる取り組みに対し授与される賞です。

受賞理由
■ 画像認識技術と人流ビッグデータの融合によるデジタル地図の構築

デジタル地図は個人のルート検索はもちろん、配車・配送ルートの策定や出店計画など企業分野でも不可欠であり、今や社会インフラの 1 つになった。そのデジタル地図の専門企業であるジオテクノロジーズは、カーナビゲーションの地図データ提供や一般個人向けの地図検索サイト「MapFan」の運営、さらに ADAS(先進運転支援システム)のソリューション提供など複数の事業を展開している。そのために日々、地図に関わる様々なデータを収集し、活用価値を高めるべく関連データベースを整備している。

しかしデジタル地図データを整備するのは容易ではない。全国のいたるところで今この瞬間も新しい道路が開通し、施設や店舗が誕生している。道路標識や信号などもどんどん変わっていき、地名の変更もある。そうした膨大な変化をできるだけ早く集めてデジタル地図に反映し、検索やルート案内などの多様な機能を実現していくことを求められるのだ。

この難題に対し、ジオテクノロジーズは自社システムによる走行調査画像や大量の航空写真から時系列変化を自動抽出する画像認識や AI 技術を開発。道路ネットワークの変化や場所の状況を検知し、同社自身のデータ整備・管理を効率化するとともに、時系列変化に基づく通行量や渋滞の予測なども行っている。1 日当たり 10 億件以上を取得するという、膨大かつ緻密な人流データを生かした交通分野の経路解析や観光分野の回遊分析も同社の強みである。

さらにデジタル地図とジオフェンシング技術を活用し、ユーザーのリアルタイムの位置情報に基づくクーポン送付などマイクロマーケティングも展開する。こうした点で同社は、先端技術の活用によりデータ活用の革新と社会への貢献を果たしており、その取り組みは先端技術活用賞に値するものである。

ジオテクノロジーズとは

当社は、1994年の創業から一貫してデジタル地図を提供しています。翌年には地図ソフト「MapFan」を発売。その後、国内初のiモード地図や、カーナビ、法人向けの地図データ、位置情報ソリューションをはじめ、高度な自動運転の実現に不可欠なAD/ADAS用地図をいち早く提供しています。

また、2021年にリリースした国内DL数No.1ポイ活アプリ「トリマ」に代表されるアプリケーションのユーザーとの接点により、人の移動やその背景にある意識といった現実世界の状況「インサイト」をリアルタイムで把握することが出来るようになってきています。

当社は、これらの人流をはじめとする膨大なビッグデータと、約30年間整備してきた地理空間データを掛け合わせて最先端技術を用いて分析することにより、「今この瞬間のインサイト」を提供し、より快適でサスティナブルな世界の実現という社会貢献を目指しています。

本社所在地 東京都文京区本駒込2-28-8 文京グリーンコートセンターオフィス 22階
代表者
代表取締役社長 CEO 八剱 洋一郎
設立 1994年5月1日
事業内容 オートモーティブビジネス(高精度3D地図、ナビゲーション向け地図データ、コネクテッドサービス、モビリティサービス向けソリューション)
GISビジネス(地図アプリ開発キット、デジタル地図データベース、Web・業務システム向け地図クラウドサービス、MapFan、MapFanAssist)
アプリケーションビジネス(トリマ、トリマ広告、Geo-Research、スグロジ、住所確認サービス、人流分析サービス)