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不正住所の検知でECサイトのなりすまし注文を12%削減へ 国内シェアNo.1の不正注文検知サービスが、ジオテクノロジーズの「住所確認サービス」を採用

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ジオテクノロジーズ株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長 CEO:杉原 博茂、以下「ジオテクノロジーズ」)が提供するECサイトのDX(デジタルトランスフォーメーション)化に役立つ「住所確認サービス( https://anorm.mapfan.com/ )」が、このたび、かっこ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO:岩井 裕之、以下「かっこ」)の不正注文検知サービス「O-PLUX(オープラックス)」に採用されたことをお知らせいたします。

ジオテクノロジーズ株式会社 かっこ株式会社

サービス採用の背景

コロナ禍で高まるEC需要ですが、同時に不正注文やなりすまし注文なども増加しています。

一般社団法人日本クレジット協会発表の「クレジットカード不正利用被害額の発生状況(2022年3月)」によると、クレジットカード番号等の情報を盗まれ不正に使われる「番号盗用被害」が年々増加しており、なかでも2021年度の被害額は過去最多の311億円でした。補償サービスや3Dセキュアなどの本人確認等の対策をとっていなければ、基本的に引き渡した商品の被害額もEC事業者の負担となります。クレジットカードの不正利用者は自分の身元が判らないように、住所登録は適当に入力し、物品の受け取り先をコンビニや局留めを指定するなどの偽装を行いますが、購入登録する際の住所が不正かどうか“住所の有効性”をすぐに確認する事ができれば被害を最小に抑えられる手段の一つになります。

片や、ジオテクノロジーズは独自の地図整備システムを構築し、地図データを整備しています。カーナビ向け地図データ提供を始め、日本特有の住所事情に対応し業界屈指の件数を誇る約4,200万件もの住所データを保有しています。この住所データを活用したAPIサービスを開発し、2020年9月より「住所確認サービス」として提供開始いたしました。例えばお客様がECサイトで住所を入力する際や、担当者がSFAや顧客リストの入力をする時、企業がDMリストなどを作成する際に、住所の有効性チェックや表記のゆれを確認することができます。住所情報の不備による問題解消をすることが可能となり、カードの不正利用に対しても有効な防衛策となる訳です。

一方で、かっこ社はECサイトの不正注文を検知し、商品の発送前にトラブル発生の可能性を判定している不正注文検知サービス「O-PLUX」を提供しています。今回はジオテクノロジーズの「住所確認サービス」が、発送先住所の有効性を事前に確認できるというポイントにおいて不正検知に有効であるとご判断いただき、本サービスを導入頂きました。

ジオテクノロジーズの「住所確認サービス」を採用した決め手

かっこ社のサービス担当者は次のように述べています。

「以前から“O-PLUX”のお客様から、住所の不正やなりすまし注文を検知し、トラブルを防ぐために住所の有効性を確認したいというご要望などがありました。このご要望に応えるには、住所データを購入して、自社で不正検知サービスに組み込み・開発するといったことが必要だと思っていました。手間やコストを考えると、ベストな解決策が見つからない状況でした。

情報収集のために、住所データについて何社か問い合わせた中で、ジオテクノロジーズが住所の有効性を確認できるサービスをAPI形式で提供していることを知り、すぐにお話しをお伺いしました。その後、トライアル期間を設けて、品質や精度を確認しました。“本当にお客様にとって活用していただける情報なのか”は社内でも議論を慎重に重ねました。

実際のトライアル結果では、多くて12%以上の誤った住所や存在しない住所があることが確認できました。この判定結果をEC事業者やポスティング業者などのお客様にフィードバックしたところ、住所の有効性確認は業務の効率改善に非常に有効であり、是非利用したいという強い希望があったので採用に至りました

わかりやすくシンプルなAPI設計で、「O-PLUX」への組み込み導入が容易だったことや、他社サービスと比較して安価であったことは非常に良く、今後の活用に期待が高まります。」

※一部の加盟店様向けのオプション機能としてサービス提供中。

かっこ株式会社 代表取締役社長CEO
岩井 裕之様のコメント

現在、不正被害が発生してから対策を検討していただくことが多いのですが、今後は不正が起こっていないネット通販事業者にも不正予防として広く展開し、安心を届けられるサービスとして認知してもらいたいと思っています。

この度、ジオテクノロジーズ株式会社様の「住所確認サービス」との連携を実現したことで、住所の有効性を出荷前に確認できるようになったため、近年被害が広がっている、いわゆる悪質転売に対してより有効な対策が提供できるようになりました。また、「O-PLUX」の有する様々な情報を組み合わせることで不正検知精度のさらなる向上も期待できます。

今回の提携によって、ますます巧妙化する不正に対応し、ネット通販事業者のより幅広いニーズに応えるサービスの提供につながったことを大変嬉しく思います。

ジオテクノロジーズの「住所確認サービス」とは

「住所確認サービス」は、住所の表記ゆれを修正できるWebAPIサービスです。CRMやSFA、ECサイト等で住所入力する際の補正や妥当性チェックを自動的に行います。また、この住所確認と同時に「緯度経度」を付与(ジオコーディング)することが可能です。WebAPI形式で導入企業のシステムに組み込むことができるため、面倒な都度のデータ受け渡しがなく、導入企業の自社システムや自社サービスから直接利用することができます。

住所確認サービスについて

不正注文検知サービス「O-PLUX」とは

かっこが提供する不正注文検知サービス「O-PLUX」は、データサイエンスを活用した独自の審査ロジックにより、不正注文をリアルタイムに検知し、クレジットカードのなりすまし注文、不正転売・悪質転売、後払い未払い等の不正被害の防止及び審査業務の自動化を実現するクラウドサービスです。

O-PLUXについて

かっこ株式会社とは

ECサイトへの導入実績2万超、国内シェアNo.1の不正注文検知サービス『O-PLUX』、他人のID・PWを盗んで行われた不正ログインを検知するサービス『O-MOTION』、そして、不正検知で培われた AI・統計学・数理最適化などの技術を駆使し、企業の「売上の拡大」「 生産性向上」等のために提供するデータサイエンスサービスを提供しています。

本社所在地 東京都港区元赤坂一丁目5番31号
代表者 代表取締役社長CEO 岩井 裕之
設立 2011年1月28日
事業内容 SaaS型アルゴリズム提供事業(不正検知サービス、マーケティングサービス、決済コンサルティングサービス、データサイエンスサービス)
URL https://cacco.co.jp/
ジオテクノロジーズとは

当社は、1994年の創業から一貫してデジタル地図を提供しています。翌年には地図ソフト「MapFan」を発売。その後、国内初のiモード地図や、カーナビ、法人向けの地図データ、位置情報ソリューションをはじめ、高度な自動運転の実現に不可欠なAD/ADAS用地図をいち早く提供しています。

また、2021年にリリースした国内DL数No.1ポイ活アプリ「トリマ」に代表されるアプリケーションのユーザーとの接点により、人の移動やその背景にある意識といった現実世界の状況「インサイト」をリアルタイムで把握することが出来るようになってきています。

当社は、これらの人流をはじめとする膨大なビッグデータと、約30年間整備してきた地理空間データを掛け合わせて最先端技術を用いて分析することにより、「今この瞬間のインサイト」を提供し、より快適でサスティナブルな世界の実現という社会貢献を目指しています。

本社所在地 東京都文京区本駒込2-28-8 文京グリーンコートセンターオフィス 22階
代表者
代表取締役社長 CEO 八剱 洋一郎
設立 1994年5月1日
事業内容 オートモーティブビジネス(高精度3D地図、ナビゲーション向け地図データ、コネクテッドサービス、モビリティサービス向けソリューション)
GISビジネス(地図アプリ開発キット、デジタル地図データベース、Web・業務システム向け地図クラウドサービス、MapFan、MapFanAssist)
アプリケーションビジネス(トリマ、トリマ広告、Geo-Research、スグロジ、住所確認サービス、人流分析サービス)