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高精度3D地図データなど位置情報技術を駆使するロケーションインテリジェンスカンパニーのインクリメントP株式会社(本社:東京都文京区:代表取締役社長CEO 杉原 博茂、以下「インクリメントP」)は、ECサイトのDX(デジタルトランスフォーメーション)化に役立つ「住所クレンジングサービス」が、ECサイト開発・運営代行の株式会社インフォプラス(本社:東京都新宿区:代表取締役 楡井 康哲、以下「インフォプラス」)に採用されたことをお知らせします。
第一弾として、インフォプラスが開発・運用するECプラットフォーム「EC4U+」とAPI連携を実現し、大手家電グループ傘下のPC機器ECサイトに導入されました。その結果、本サービスを活用後約1カ月で注文者の住所入力ミスによる配送トラブルを93%削減するなど、配達遅延の防止とサポート業務のDX化に寄与しています。
導入の背景
コロナ下の外出自粛などの影響により、EC市場が拡大する中、インフォプラスが開発・運用する大手家電グループ傘下のPC機器ECサイトでは、パソコン等の家電需要の高まりを受け、ゲスト購入や新規会員による受注が増加しています。一方で顧客が注文時に入力する配送先住所のミスも増加しており、配送業者からの問合せ対応や配達遅延によるクレーム対応などのサポート業務工数も比例して増加していることが課題となっていました。
インクリメントPは独自の地図整備システムを構築し、地図データを整備しています。カーナビ向け地図データ提供を始め、日本特有の住所事情に対応し業界屈指の件数を誇る約4,200万件もの住所データを提供しています。2020年9月より提供を開始した「住所クレンジングサービス」は、この住所データを活用したAPIサービスで、CRM/SFAやECサイト等で住所を入力する際や、自社の住所リストをもとにDMを発送する前などに、住所の有効性チェックや表記のゆれを解消することができるサービスです。
大手家電グループ傘下のPC機器ECサイトにおいては、システム自動化等による住所入力ミスの解消とサポート工数の削減を目的として、本サービスの導入を決定し、2021年7月より活用がスタートしました。
「住所クレンジングサービス」の活用内容と成果
インクリメントPの「住所クレンジングサービス」は、顧客が注文する際の配送先住所の入力フォームに、APIを組み込むことで、注文者が入力した住所が有効であるかの自動チェックを行うことが可能です。 従来、住所クレンジングは受託形式が一般的でしたが、インクリメントPの「住所クレンジングサービス」はWebAPI形式で導入企業のシステムに組み込むことができるため、面倒な都度のデータ受け渡しがなく、導入企業の自社システムや自社サービスから直接利用することができます。
本サービス導入前は運送会社からの宛先不明の連絡をうけて都度対応していましたが、導入後は自動チェック機能の効果により、配送先住所の入力ミスによる配送トラブル件数が93%減少し、課題となっていた配達トラブルと配達遅延にかかるサポート業務の工数削減に繋がりました。
番地・号不足時の案内画面例
インクリメントPの今後の展望
コロナ下の需要増を背景にEC事業分野では、効率的なECサイト運営が求められており、さらなるDXの加速が予想されています。インクリメントPは、「住所クレンジングサービス」や住所リストに緯度経度を付与する法人向けAPIサービス「住所ジオコーディングサービス」など位置情報を活用した法人向けサービスを提供し、より組み込みやすいAPI設計と充実したサンプル提供を通して、今後もEC事業者のDX推進に貢献してまいります。
■インフォプラス 代表取締役 楡井 康哲様のコメント
住所をAPIで住所クレンジングサービスに受け渡すだけで結果が得られる”というわかりやすくシンプルなAPI設計で、ECプラットフォーム「EC4U+」への組み込み導入が容易でした。また、他社サービスと比較して安価であることに加え、導入時、過去事例を踏まえた実装要件の整理を行うなどのサポート内容や、問合せ対応がスムーズだったことが導入の決め手となりました。 今回の大手家電グループ傘下のECサイトの導入で導入効果が確認できたため、今後も他のお客様への導入も促進していきたいと考えています。
ECサイトのDX化に役立つ「住所クレンジングサービス」概要
住所クレンジングサービスは、CRM/SFAやECサイト等で住所を入力する際や、お手持ちの住所リストをもとにDMを発送する前などに、住所の有効性のチェックや、住所表記のゆれの解消ができるAPIサービスです。
株式会社インフォプラスについて
ベースパッケージのカスタマイズからフルスクラッチ開発まで、EC事業向けソフトウェア開発を手掛けています。自社開発ECプラットフォーム「EC4U+(EC4U・イーシーフォーユー)」、EC-CUBEなどのオープンソース、Shopifyを用いたインプリメンテーション、基幹システムやサイト内検索などのサードパーティASPを統合・データ連係を行うなど、お客様のビジネスの計画や成長に合わせた選択をご提案します。
本社所在地 | 東京都新宿区新宿1-6-8 新宿鈴木ビルA館8階 |
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代表者 | 代表取締役 楡井 康哲 |
設立 | 2018年2月2日 |
事業内容 | ECシステム開発・保守(オーダーメイド注文を可能とするEC4U+) EC運営代行(企画・販促、ページ・アイコン制作、メルマガライティング) WEBコンサルティング(組織・方針策定、コーチング、各種サービスの導入支援) |
URL | https://infoplus.co.jp/ |
ジオテクノロジーズ株式会社について
我々の使命は、「地球を喜びで満たそう」です。1994年にマルチメディアソフトウェア開発会社として創業し、翌年には「MapFan」が日経ベストソフト賞を受賞、その後、国内初のiモード地図で日経新聞社賞を受賞、世界初の通信カーナビを発表するなど、イノベーションを起こしてきました。さらに進化し、法人向けの地図データや位置情報ソリューションの提供はもとより、高度な自動運転の実現に不可欠な高精度3次元データ地図の提供も行うなど、地図のメジャーカンパニーとして日本の地図業界を牽引しています。
さらに、生活者に向けて提供している「移動するだけでポイントが貯まるM2Eアプリ“トリマ“」は、累計ダウンロード数1,300万※を超え、多くの人々に日々の移動や様々なコンテンツを楽しんでいただいております。ブロックチェーン技術による、生活に根付いたNFTを国内外に展開し、グローバルに大きく羽ばたく成長企業です。
今後もジオテクノロジーズは、ESGメタバースカンパニーとして、過去29年間かけて蓄積してきた位置情報/人流データをはじめとする多様かつ膨大なビッグデータと、地球(Geo)に関わる様々なデータに最先端技術を融合させることにより、予測可能な“Geo-Prediction(ジオプリディクション)“の世界を生み出し、地球を取り巻くさまざまな社会課題の解決に貢献していきます。
※2023年5月時点
本社所在地 | 東京都文京区本駒込2-28-8 文京グリーンコートセンターオフィス |
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代表者 | 代表取締役社長 CEO 杉原 博茂 |
設立 | 1994年5月1日 |
事業内容 | オートモーティブビジネス(高精度3D地図、ナビゲーション向け地図データ、コネクテッドサービス、モビリティサービス向けソリューション) GISビジネス(地図アプリ開発キット、デジタル地図データベース、Web・業務システム向け地図クラウドサービス、MapFan、MapFanAssist) アプリケーションビジネス(トリマ、トリマ広告、トリマリサーチ、スグロジ、住所確認サービス、人流分析サービス) |