ニュース

トップ > プレスリリース > ジオテクノロジーズ、盛岡市とAI技術による道路管理の実証実験を開始

ジオテクノロジーズ、盛岡市とAI技術による道路管理の実証実験を開始

盛岡市民の不満ランキングは穴ぼこと除雪が上位、課題解決に立ち上がります

  • X(Twitter)
  • Facebook
  • LinkedIn

ESGメタバースカンパニーのジオテクノロジーズ株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長 CEO:杉原 博茂、以下「ジオテクノロジーズ」)は、AI技術を活用して道路管理の実証実験を盛岡市で開始しました。

この実証実験は、穴ぼこや欠陥がある道路を特定し、迅速な補修を行うことで、市民の利益と安全を向上させることを目的としています。

道路の穴ぼこを検出

背景

寒冷地である盛岡市内では雪融け時期や降雨後に、道路に穴ぼこ損傷が発生することがあります。道路の穴ぼこや欠陥は、車両の損傷や自転車利用者が転倒してけがをするなど、市民への被害が多数出ており、盛岡市の悩みの一つでありました。また、盛岡市の市民の不満ランキングにおいて、穴ぼこと除雪が上位に挙げられており、四半期ごとに20〜30件、年間には約80件の補修が行われると推定されます。(ジオテクノロジーズ独自調査)けがをした市民への賠償金、補修費用も多額にのぼります。

市が管理する道路は、路線数、路線延⻑ともに膨大で、道路管理者によるパトロールに加えて、市民からの発見と通報に対して早期に補修作業が行われています。

しかし、効率的な道路の維持管理と事故の未然防止を目指すためには、穴ぼこを発見した後の補修に頼る事後対策ではなく、事前に穴ぼこ特定し、早期に対応する必要があるのです。

期待される効果と目的

当社は創業当時からデジタル地図の制作に取り組んでおり、独自の道路走行調査システムや画像処理技術などを保有しています。このデジタル地図制作のノウハウを活かし、走行調査システムとAI画像処理技術、高精度な道路ネットワークデータを組み合わせることで、既存の方法では一年近くかかっていたところを最短一か月ほどで穴ぼこの全域分布を正確にかつ低コストで特定することが可能となります。またこうしたデータを蓄積することにより、効率的な道路の維持管理を実現し、市が負担している管理コストの削減を目指します。

さらに、実績が上がれば、盛岡市を含む他の市区町村にも展開していく予定です。日本全国の街を安心安全に変えていくことは、ジオテクノロジーズのミッションである「地球を喜びで満たす」ことだと考えています。

実証実験後の展開

盛岡市では実証実験の成果を広く市民に伝えるため、広報活動やパンフレットに写真を掲載し、進捗状況を報告していく予定です。また、本実証実験事業については、盛岡市が内閣府に報告する予定です。

盛岡市のデジタル技術実証実験事業について

情報通信技術の活用による産業の高度化を図るため、市内に主たる事業所を有する情報サービス業、インターネット附随サービス業又は製造業を主たる事業として行う者が、市の区域内においてデジタル技術を活用した実証実験を行う場合に要する経費を補助する取り組みです。

本事業は、盛岡AI・IoTプラットフォーム事業の一環として実施するものであり、令和4年度スマートシティ関連事業(内閣府「未来技術社会実装事業」)として採択を受けています。

ジオテクノロジーズとは

当社は、1994年の創業から一貫してデジタル地図を提供しています。翌年には地図ソフト「MapFan」を発売。その後、国内初のiモード地図や、カーナビ、法人向けの地図データ、位置情報ソリューションをはじめ、高度な自動運転の実現に不可欠なAD/ADAS用地図をいち早く提供しています。

また、2020年にリリースしたポイ活アプリ「トリマ」に代表されるアプリケーションのユーザーとの接点により、人の移動やその背景にある意識といった現実世界の状況「インサイト」をリアルタイムで把握することが出来るようになってきています。

当社は、これらの人流をはじめとする膨大なビッグデータと、約30年間整備してきた地理空間データを掛け合わせて最先端技術を用いて分析することにより、「今この瞬間のインサイト」を提供し、より快適でサスティナブルな世界の実現という社会貢献を目指しています。

本社所在地 東京都文京区本駒込2-28-8 文京グリーンコートセンターオフィス 22階
代表者
代表取締役社長 CEO 八剱 洋一郎
設立 1994年5月1日
事業内容 オートモーティブビジネス
エンタープライズビジネス
マーケティングビジネス
コンシューマービジネス