地図のメジャーカンパニーとして、日本の地図業界を牽引するジオテクノロジーズ株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長 CEO:杉原 博茂、以下「ジオテクノロジーズ」)は、デジタル化が進む中で、社会基盤となる最新技術の創出に取り組んでいる株式会社テコテック(本社:東京都港区、代表取締役:釣崎 宏、以下「テコテック」)と、NFTとブロックチェーン技術の強化を目的として、資本業務提携契約を締結しましたのでお知らせいたします。
資本業務提携にいたる背景
メタバースの出現
ジオテクノロジーズは地図のメジャーカンパニーとして、人流データや最新の技術を掛け合わせた新しい価値創造にチャレンジしています。その一つがメタバースにおける、位置情報を持ったNFTの活用です。
最近話題となっている「メタバース」ですが、ゲームや疑似仮想体験などが主流となっており、まだまだ仮想空間の中だけに閉じている状況です。しかし、仮想空間だけではなく、現実世界とつながり・融合して、両方の世界を行き来してこそ、様々な社会問題を抜本的に解決するようなシナジーを起こすことができると考えています。そして、そのリアルとメタバースの世界を繋ぐキーとなるのが私たちの保有する位置情報となります。
移動により価値が生まれる
今や、ネットの普及により買い物も注文のみで家に届き、仕事もテレワークで可能ですが、これは自分の代わりにモノや情報が移動しています。位置の連続した変化が移動であり、移動には必ず人間の生活が伴い、そこには何かしらの価値生まれます。例えば私たちがリリースしているM2Eアプリ「トリマ」は、すでに1,000万人が保有しており、個人の移動ログをビッグデータ化し、地図と掛け合わせる事により社会課題の改善や近未来の予測に役立てています。まさに移動を価値に変換するツールです。そして価値が生まれれば必ず決済の仕組みが必要となります。
電子決済はリアルでもメタバースでも、またその両方を繋いでも可能であり、さらに決済処理にかかる負担を軽くしました。しかし今後は、特にメタバースの世界においての決済は貨幣だけに留まらない可能性もあり、その候補の一つがNFT化された資産です。例えば先述の「トリマ」は、ユーザーが移動した分マイルを付与し、そのマイルを現金やポイント、商品引換券と交換できます。これをNFT資産で支払う仕組みに変えることも可能です。
NFT化された資産が地方を潤す:地方創生プロジェクト
私たちジオテクノロジーズは位置情報とNFTを融合した地図アイコンNFTを、2022年7月から発売開始しました。現在のNFT資産はまだまだ一部の方々による趣味の世界のものと捉えられていますが、本来のコンセプトは誰もが価値あるデジタルコンテンツを所有できる事であり、その価値は先祖代々まで受け継いでいけるものです。例えば自分にとって応援したい場所があるとします。リアルな世界ではその地点を所有する事は難しいですが、位置情報付のNFTであればそれは可能です。
位置情報付NFTはリアルとメタバースを繋ぎ、価値のある移動を新たに生み出すことができると考えています。価値が移動すれば決済が起こり、経済が動きだします。その動きだす経済の一部を応援する地域に還元し、その土地の有形無形文化財保護や地方経済のサポートに役立てる事が可能となります。
地方創生への取り組み:NFT/ブロックチェーン技術を強化させるテコテックとの資本業務提携
テコテックは、NFT事業の開始を支援するサービスの提供実績や、仮想通貨の運営についての豊富な経験などから、関連した法律などの周辺知識や現場に即した有用なノウハウを保有しています。さらに知見のあるエンジニアが在籍しており、コンサルティング能力も強みとしています。
ジオテクノロジーズはテコテックと資本業務提携契約による戦略的提携を行うことで、両社の資源を活用し、地図×NFT技術のさらなる強化を図ります。これにより、地方創生に向けた取り組みを加速していきます。
“移動するだけで報酬が貯まる”Move to Earnアプリ「トリマ」について
歩く、走る、移動する事で報酬を獲得するM2E(Move to Earn)のコンセプトのもと、2020年10月に正式ローンチしたM2Eアプリ「トリマ」は、歩数だけでなく移動距離に応じてマイルが貯まるため、通勤や通学、お仕事など日常的に移動が多い方に最適なアプリです。貯まったマイルは現金、Amazonギフト券やTポイントに交換可能です。「本アプリを使うようになって意識的に歩くようになった」など、コロナ禍におけるユーザーの健康増進にも貢献しています。
株式会社テコテックについて
テコテックは「知恵と創造により社会に貢献する」というミッションのもと、一層のデジタル化が進む社会の基盤となる技術の創出に取り組み、ニーズの高い産業に積極的に取り組んできました。コンピュータ技術・サービス開発の経験、知恵を活かし、株式や投資信託といった伝統的な金融商品から暗号資産などを基軸としたWEB3.0などの新事業領域まで、未来のサービス基盤を産み出すテクノロジーのリーディングカンパニーになる事を目指しています。
本社所在地 | 東京都港区北青山3-3-5 |
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代表取締役 | 釣崎宏 |
設立 | 2007年12月 |
事業内容 | 証券取引管理システムの開発・保守・運営、ブロックチェーンシステムの開発・保守・運営など |
URL | https://www.tecotec.co.jp/ |
ジオテクノロジーズとは
当社は、1994年の創業から一貫してデジタル地図を提供しています。翌年には地図ソフト「MapFan」を発売。その後、国内初のiモード地図や、カーナビ、法人向けの地図データ、位置情報ソリューションをはじめ、高度な自動運転の実現に不可欠なAD/ADAS用地図をいち早く提供しています。
また、2020年にリリースしたポイ活アプリ「トリマ」に代表されるアプリケーションのユーザーとの接点により、人の移動やその背景にある意識といった現実世界の状況「インサイト」をリアルタイムで把握することが出来るようになってきています。
当社は、これらの人流をはじめとする膨大なビッグデータと、約30年間整備してきた地理空間データを掛け合わせて最先端技術を用いて分析することにより、「今この瞬間のインサイト」を提供し、より快適でサスティナブルな世界の実現という社会貢献を目指しています。
本社所在地 | 東京都文京区本駒込2-28-8 文京グリーンコートセンターオフィス 22階 | ||
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代表者 |
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設立 | 1994年5月1日 | ||
事業内容 |
オートモーティブビジネス エンタープライズビジネス マーケティングビジネス コンシューマービジネス |